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海水アクアリウムにおけるアルカリ度が重要な理由

よくある質問
※本記事はハンナ インスツルメンツ アメリカ本社の情報を引用し編集しています。 海水水槽においてアルカリ度が重要な理由はさまざまです。適切なアルカリ度(142~215 ppmまたは8~12 dKH)はサンゴの石灰化と骨格形成に不可欠で、pH変動、アルカリ焼け、サンゴの白化と組織の消失を防ぎ、サンゴのパフォーマンスも向上させることができます。 サンゴにとって健康な水槽を維持するためには、毎週または投薬スケジュールに応じてアルカリ度を計測するのがベストです。 端的に言えば、水槽のアルカリ度が高ければ高いほど、pHの急激な変動を防げます。 なぜアルカリ度をテストするのか アルカリ度は、酸が取り込まれたときにpHを中和するシステムの能力を表しています。海水中におけるアルカリ度は主に炭酸塩(CO32-)と重炭酸塩(HCO3-)の2つの形態で存在します。 アルカリ度はサンゴの石灰化や多くの海洋生物の骨格形成に不可欠であるため、リーフアクアリウムでアルカリ度をチェックすることは重要です。リーフアクアリウムにおけるアルカリ度の推奨範囲は、142-215ppmまたは8-12 dKHの間です。 炭酸水素ナトリウム、カルクワッサー(カルク/石灰水)、市販のプレミックスなど、アルカリ度を上げるために水槽に加える溶液や薬品はたくさんあります。アルカリ度が高すぎると、水槽内の生物にダメージを与え、アルカリ焼けやサンゴの白化、組織の消失などを引き起こす可能性があります。 さらに、アルカリ度が高いと、水槽内に炭酸カルシウムが析出する(石灰岩が形成される)危険性があります。 この沈殿は、時に機器を損傷させ、ヒーターやポンプの性能を低下させる原因となります。 アルカリ度が下がりすぎると、水槽のpHが変動しやすくなり、アルカリ度を利用する生物が必要なものを取り込めなくなる可能性があります。 従来の編色式テストキットの限界 市販されている多くの検査キットは、色の変化を目視で判断する必要があります。これらは特に低いレンジにおける不正確さは否めません。ハンナのアルカリ度測定用チェッカーHI 772(dKH表示)とHI 755(ppm表示)は、シンプルな化学テストキットとプロ用計測器とのギャップを埋めることができます。ボタン1つのデザインで、カルシウムの検査が簡単にできます。読みやすいデジタル表示でお知らせします。もう、色の微妙な変化を推測する必要はありません。 ハンナのマリンチェッカーのフルラインナップは、簡単で正確であることに加え、常に新しいテストキットを購入しなければならない煩わしさを解消します。付属のHI755-26試薬(25回分)が少なくなったら、詰め替えパックを購入するだけでテストをすぐに再開できます。 テストの方法 ハンナのマリンチェッカーはテストを素早く簡単に行えるように設計されています。 ボタンを押して測定器の電源を入れます。画面にAdd C1が表示されたら、テストを開始する準備ができています。洗浄したガラスセルに測定サンプルを10mLラインまで入れ、キャップを締めます。 マイクロファイバーの布などガラスセルを拭き、ガラスについた油分や指紋、水分を落とします。次にガラスセルをチェッカーに入れ、蓋を閉め、完全に閉まっていることを確認してください。 測定サンプルの光の透過率を計測しているため、外光をシャットアウトする必要があるためです。正確な読み取りを行うためには、蓋が完全に閉まっていることを確認することが重要です。 ボタンを押し、画面にAdd C2が表示されたら、測定サンプルに試薬を追加します。試薬を入れたら、ガラスセルにキャップをし、5回転倒させて混合します。ガラスセルの油分や指紋を拭き取り、測定器に戻してください。 ボタンを押すと、アルカリ度が度数(dKH)または100万分の1(ppm)のいずれかで表示されます。
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