真心ベースの抗菌水。環境科学研究所が貫くエコ過熱時代の信念

それゆけハンナマン

「オーガニックオイル」
「金属燃料電池」
「除菌消臭剤」

一見すると業界が異なる製品たちに見えますが、実はすべて同じところで開発されています。さらに特許技術も開発し、企業様からOEM開発も担ってしまうなど、謎のベールに包まれた会社「有限会社環境科学研究所」様。実はハンナの銀イオン測定器を10年に渡ってご愛用いただいている大切なお客様。その正体は材料開発を主軸に事業を展開されている企業様です。代表の吉井さま、上野さまにはとても気さくにご対応いただきました。その様子を紹介させていただきます。

環境科学研究所の吉井さま(左)と上野さま(右)

環境科学研究所の吉井さま(左)と上野さま(右)

—–事業内容と最近の取り組みを教えてください—–

「材料開発が基盤の会社でして、化粧品や電池の触媒、企業さまと共同研究などを行っています」

「最近はネットショップでの購入が当たり前なのでHPのリブランディングも行っていきます。ただし原点は忘れたくはありません。例えばこれ、お裾分けや贈り物として差し上げたときに、その人の気持ちをより丁寧に伝えたい思いを込めているんです」

「最近のエコブームを意識するわけではありませんが、お客様にとって必要な所とそうでない部分のバランスを見極めています。そうすることで物価高騰の昨今にも対応しています。そんな背景も含めて材料選びからこだわりを持って商品作りに取り組んでいます」

「最近はOEMにも注力しております。例えば淡路島のお客様では、地産地消をコンセプトに淡路島で取れた椿や山羊のお乳を使ったプロダクトを生産しました。この活動を通じて淡路島の自然や文化を知っていただきたいというお客様の想いを大切に製作させていただいています。」

オフィスにはヨーロッパを思い出させるオシャレな商品が並んでいました

オフィスにはヨーロッパを思い出させるオシャレな商品が並んでいました

—–最近はSDGsというキーワードが強くなっていますよね—–

「環境に配慮することを大変重要視しておりまして、この本旨を忘れたくないと思っています。ビーガンや昆虫食がどこまで身体によいのか、自然によいのか考える時があります。なので、自分たちがどうしてこれをお勧めしたいのか、お客様にどう喜んでもらえるのか、原点を忘れずに仕事をしたいですね。省けるものは省き、使い回せるものは使い回す、必要なものは大事に使っていきます」

—–現代は誰もが発信する時代ですよね—–

「昔はブログをたくさん書いていたのですが、一度止まってしまうとふたたび習慣化するのは大変なんですよね」

(私も気持ちが痛いほど分かります…)
「好きなことを自由に書きたい反面、捉え方は人それぞれなので、それを気にし始めると本当に書きたいことが書けいなかったりするのはジレンマです」

・・・ここからしばしブログ・SNS談義に花が咲いたあと・・・

「伝えたいことというか、自分自身がすごくいいと思ったことが、誰か1人にでも共感してもらえたらそれでいいんじゃないか。そんな風に繋がっていければ日々の発信活動も楽しくなるのかな、って思いますね」

—–少し話題を変えて、銀イオンのメリットと使用例を教えてください—–

「銀イオンには殺菌と消臭の両方で効果があります。他にも効果はあって、例えば知人から”油汚れがめっちゃ落ちる!!”と連絡をもらったり。水に銀イオンを溶かしただけで殺菌消臭汚れ落としができるのは強みですね」

「水に入れたら銀イオンが溶けるビーズ『ナチュルPlus』は、粒さえ持っていればどこでも除菌・消臭ができる水をどこでも作れるメリットがあります。防災製品等推奨品マークも取得し、防災用としても注目されています。食品衛生法にも準拠しているので、万が一その水を口に含んでしまっても害がないのは特徴ですね(含んでほしくありませんが笑)」

「他にも乗馬の革を殺菌するためのスプレーなど、動物に害を与えずに臭いと菌を取り除く商品なども好評を得られています」

●化学畑出身と思いきや、実はこの世界に縁もゆかりもなかったとのこと

「最初は世界に一つもない電池を作って特許を取りました。詳しい人ならきっと手を出さないのでしょうけれど、何も知らないことが武器でした。毎日毎日やって時間はかかりましたけどね(笑)」

壁には数多くの特許証明書が

壁には数多くの特許証明書が

環境科学研究所

環境科学研究所

 認知度の向上はまだまだ課題とおっしゃられていましたが、地元地域の方を中心に縁の下の力持ちのような存在として活躍されておりました。なんでもやってのけてしまうような可能性を感じさせる吉井さま、上野さま、どうもありがとうございました!
取材:鈴木 高橋