このページでは、水の硬度を簡単に測定できる水質検査キットや手軽なデジタル測定器を紹介しています。
水質調査や品質管理を行う企業/団体の方はもちろん、自宅での簡易チェックや自由研究を行う方まで以下の用途で活躍しています。
実際に私が試した、全国数ヶ所の水道水の硬度を測定してみたもご参考に。
l水の硬度(全硬度)とは?
水中のカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の量をそれに相当する炭酸カルシウム(CaCO3)に換算したもので、
全硬度 = カルシウム硬度 + マグネシウム硬度
となります。
要するに、軟水はカルシウムとマグネシウムが比較的少なく、硬水になるほどカルシウムとマグネシウムが多い、というわけです。
l日本の水道水の硬度
水道水質基準では 300 mg/L 以下で、水質管理目標設定項目では、味の観点(おいしさ)から目標値は10~100 mg/Lとされています。
硬度が高いと石鹸の泡立ちが悪くなったりスケールの発生につながり、逆に硬度が低いと水道管の腐食性を高める原因になります。
ちなみに、世界保健機関(WHO)の基準では硬度120mg/L以下を軟水、120mg/L以上を硬水となっていますが、WHO ではその基準値は設けていません。
l水の硬度の測定方法3つ
主な用途も合わせてご紹介します!
①目視検査
★こういった方にオススメ!★
自宅での簡易的な水質検査や自由研究。
⇒ HI 3840(低濃度:0~150mg/L)50回分
⇒ HI 3841(中濃度:40~500mg/L)50回分
②デジタル測定器
★こういった方にオススメ!★
品質管理や水質調査、大学やラボ
⇒ HI 97735(低濃度~高濃度まで)
⇒ 安心便利なメーカー購入サイトはこちら
③デジタルチェッカー
★こういった方にオススメ!★
アクアリウム(水槽)の方、①の目視検査では物足りない方、分析や品質管理レベルではないがデジタル表示の測定をしたい方
⇒ HI 735(低濃度のみ)
⇒ 安心便利なメーカー購入サイトはこちら
l3つの比較表
上の①~③を価格と精度・性能で比較↓
今回発売したデジタルチェッカーは、デジタル測定器でありながら低価格を実現した、今までにない位置づけの製品です!
②(高性能タイプ)の特長としては、
✓先端の光学システムを採用し、より精度と信頼性が高い
✓測定範囲が750 mg/Lまでと広い(③は350 mg/Lまで)
✓測定器のズレを正す校正機能がある(③は数値検証のみ)
✓防水型(③にはなし)
✓データ保存機能がある(③にはなし)
が挙げられます。
やはり、品質管理や水質調査、大学やラボで使用する方は高性能タイプをお選びいただく方が多いですね。
lお試しレンタルもやってます!
ハンナでは水質測定器メーカーとして「買う」だけでなく「借りる」というご提案もしています。
✓使用する期間が限られている
✓実験や自由研究でちょっと使ってみたい
✓テレビの番組制作で使いたい
という方にはぴったりです!
※テレビの番組制作では何度か実績あります。お米を炊く水の測定、出身地の水道水の硬度など。
まずは試してみたいという方、お気軽にお問い合わせください。(TEL:043-216-2601)
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