溶存酸素測定における撹拌の重要性

革新的なpH・EC・DO計 “edge”(エッジ)

今回は隔膜式の電極でDO(溶存酸素)測定されている方へ、測定時の撹拌の重要性をご案内します。(隔膜式:ガルバ二電極法やポーラログラフ法で、電極電解液を入れたメンブランをセンサーに装着するタイプです)
撹拌の有無で数値が変わるのを動画でご用意してますのでご参考に。


lなぜ撹拌しないといけないの?

簡単に申し上げると、

隔膜式のDO電極は測定時に酸素を消費する。

そのため流速のない静止した状態で置いておくと、
電極周りの酸素が欠乏し測定値が下がる

ゆえにスターラーを用いて一定速度での撹拌が必要

ちなみに、ハンナでは0.3m/秒のスピードでの撹拌を推奨しています。なお、流速のない水中に電極を投げ込む時には、電極を上下させ測定します。


l動画でどうぞ

以下の動画では最初にスターラーで撹拌し、そこから撹拌をやめたら・・・というのを1分ぐらいにまとめてます。試料など測定環境で数値の動き方は異なると思いますが、撹拌の重要性はご理解いただけるはずです。


l動画に登場した測定器は?

これです↓


edge(エッジ)という、分析や品質管理にぴったりの1台。
12mmの細径電極が高評価!DO計って投げ込むタイプの
太く大きめの電極が多いですが、edgeは違います。
ラボ向けのスマート&スリム電極です。
上の画像をクリックすると製品の詳細をご覧いただけます↑


l蛍光式なら流速がなくてもOK!

ハンナでは隔膜式と合わせて蛍光式のDO計もご用意しています。


上の画像をクリックすると製品の詳細をご覧いただけます↑
流速がなくても安定した測定ができちゃう以外にも、隔膜式でよくあるこんなお悩みを解決できますよ↓

メンブラン(隔膜)や電解液は使わないので定期的な交換が不要!
ウォームアップが不要!電源を入れてすぐに測定できます。
マイクロバブル水やナノバブル水など酸素濃度の高い測定にも対応!
排水、汚泥水、めっき液など不純物の多い水でも高い安定性!また油分を含む水の測定にも対応!

l最後に。

今回は溶存酸素測定における撹拌の重要性をご案内しました。「測定値が安定しない」という場合、その原因は撹拌不足かもしれませんので、ご確認ください。その上でうまくいかない時にはお気軽にご相談ください!
また、edge(エッジ)や蛍光式にご興味ある方、試してみませんか?デモ機(無料で5営業日)やレンタル(有料で1ヶ月など)ご利用いただけます。⇒ 各種お問い合わせはこちらから

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