ハンナの自由研究その1『肌はマスクでどうなる?』

ハンナの自由研究

ハンナ本社の千葉県も梅雨が明け夏本番となりました。社会人にとっては馴染みが薄くなりましたが、家族を持つ社員にとって夏の一大イベントと言えば子供たちの夏休み。帰省や旅行などレジャー計画を立てる楽しみとともに

「自由研究のテーマが悩みの種・・・」

という方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

そこでハンナ社員が総力を挙げて自由研究を実施!
みなさまの参考になれば幸いです。

全6回でお届け、第1回のテーマは「マスクによる肌の影響」です!

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こんな方にお勧め
✓夏休みの自由研究で差をつけたい方
✓マスクの影響が心配な方

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暮らしの様相を一変させた象徴と言えばマスクですよね。
マスクを着用しての生活がすっかり定着してしまいました。
身体の一部と化しているマスクですが、肌にどんな影響を与えているのだろうか…

そんな疑問を検証してみます。


1.肌とpHの関係


結論、お肌のpHが酸性・アルカリ性に傾くと肌荒れの原因になります。
これはマスクをすることで肌が蒸れたり乾燥したりしてpHが変化を引き起こすためです。

正常な肌はpH4.5~6.0の弱酸性。オイリーな肌はpH4.5の酸性側に、ドライな肌はpH6.0のアルカリ側に傾いています。

ちなみに健康な肌は石鹸(pH9.0~11.0のアルカリ性)等での洗浄でアルカリ側になっても、短時間で弱酸性に戻ることができます、これをアルカリ中和能と呼びます。この働きが弱いと、お肌がアルカリ側に傾く時間が長くなり皮膚の抵抗力が低下してしまいます。


2.マスクの有無でどうなる?!


肌の影響を判断する材料として、肌の何カ所かのpHを測定してみることに。
早速見てみましょう!
まず頬の状態を、マスクを着けているとき・外した時・風呂に入った後のpHを比較。

マスク着用:6.83
マスク外す:5.38
入浴後  :6.53

となりました。
マスクを外したあとはpHが下がっていますね。
入浴後にpHが上昇しているあたり、湿度の影響が大きいと考えられます。


3.影響を受けやすい部位はどこだ!?

続いて在宅中のマスクを着用しなかった日に頬、あご、鼻の下を計測。
その結果…

部位による違い あご 鼻の下
5.40 5.30 5.47
5.30 5.00 5.00
入浴後 5.65 5.40 5.26

夜は肌のpHが酸性側に傾きました。部位による差は大きくはないですが、頬がもっともアルカリ側で鼻の下が酸性側と判明しました。

ではマスクを着用した日はどうなったのでしょうか?
その結果は…

部位による違い あご 鼻の下
5.50 5.53 5.45
4.60 4.48 4.86
入浴後 5.78 5.31 5.54

マスクなしの日と同じく夜はpHが酸性側に傾きましたが、変化量の大きさが際立っていますね。


4.以下、体験者の声


「人のお肌はpH4.5~6くらいが良いそうです。カサカサだとアルカリ性になり、汗をかいて肌がベタベタになると酸性になります。マスクを着けていて、汗を多くかいたりすると肌が酸性になるんだと思いました」

「コロナ禍となり、マスク多着用が原因と考えられる肌荒れを実感していました。今回の肌pH研究でどのようにpHが変化をして、普段のマスク着用がどれだけ肌に負担をかけているのかがわかりました。肌荒れの原因が今回の研究でわかったので、普段から肌のpH値というのも気にかけて定期的に測定をして、経過観察をしてみようと思います」

夜に肌が酸性寄りになるのは汗や湿度の影響ではないか、と考察を深めることができました。

これからが夏本番、暑さには充分ご注意くださいませ。ご注意くださいませ。


5.今回使用した測定器がこちら


皮膚や頭皮、不織布などのpHチェックに適した小型テスターです。先端部が平らなフラット電極により皮膚や頭皮、不織布などに押し当て測定ができます。化粧品メーカーや病院、クリニック、不織布製品のメーカーなどで使われています。

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