農業展示会の結果レポート

農業・水耕栽培

先週、ハンナ・ジャパンは農業Week(2020年10月14~16日 in幕張メッセ)に出展していました。今年はコロナの影響がありましたが、ハンナのブースには予想を大きく上回るほど多くの方々にお立ち寄りいただき盛況でした。みなさまには社員一同、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました!

ハンナは主に、土壌や養液の測定・分析に関わる測定器を出展したわけですが、今回会場に足を運べない方も多かったと思います。そういったみなさまに、結果レポートという形でまとめましたのでご覧ください。


ブースの感じ↑


たくさんの方にお立ち寄りいただきました~


lどういった方が来場されたの?

一部ではありますが、どういった方がハンナブースにお立ち寄りいただいたのかをご紹介します↓

・野菜、果物、植物、茶葉の生産者の方(農家、農業法人、新規で事業を始める方)
・JA農協の方々
・土づくりの専門家(土壌医、土づくりアドバイザー、土づくりマスター)
・造園業の方、樹木医
・肥料メーカーの方
・分析センターや検査機関の方
・大学で研究されている方
・スマート農業関連の方(ロボット技術や情報通信技術を活用し省力化や高品質生産を可能にする新たな農業)
・酸素ナノバブル水の装置販売に関わっている方(養液や土壌中の溶存酸素の濃度を上げ生育を促進する)
・ゴルフ場の芝生の管理を行っている方
・動物園の方(植物を植える場所が動物のマーキングする場所と被らないよう調べる)
・水産養殖に関わる方(養殖池の水質管理)
・食品業界の方(80℃ぐらいまで対応できるゼリーのpH計をお探しの方、食肉に突き刺してpHを測定されたい方)
など。

lどんな測定器が人気だったの?

みなさまがご興味を持たれた製品群をランキングでご紹介します↓

1位 pH、EC計(土壌用、養液用)

例年通りではありますが、特に土壌ダイレクトpH、EC計ソイルテストブラザーズ)は不動の人気ですね。農家の方を中心に現場で見たい時に、見たい場所(作物の根回りなど)のpH、ECがわかる、という点がその理由です。

もう少し詳しく言うと、
pH、EC計をお持ちの方
使っているor使っていたけれど、信頼性に疑問を感じている。ソイルテストブラザーズなら簡単に測定できデジタル表示するという点がご好評でした。

分析機関に委託している方
結果が出るまでに時間がかかるため、見たい時に見れるところに魅力を感じていらっしゃいました。

土と水を混ぜて撹拌し、その上澄み液を測定されている方
現場では時間と手間がかかって大変。ソイルテストブラザーズならそれをパッと見れるのが良い。何箇所も測定する方はかなり作業効率が上がるということで高評価でした。

pH、ECをお持ちでない方
測定はしたことがないが、作物や植物の管理をする上であったら便利なんだろうなぁというご相談が多かったです。

土壌の測定において、pHは作物にとって育ちやすい環境を知ることに、ECは肥料の濃度(肥料の多い/少ない)がわかるので、肥料過多を防げるところに関心を持たれる方は多かったです。
pHやECを測定する意味、ソイルテストブラザーズでの土壌ダイレクトの測定方法は農業スペシャルサイトで詳しく書いています。
ソイルテストブラザーズの詳細はこちら


2位 pH、ECコントローラー

本体(表示器)を壁に設置して給液、排液のpH、EC値を常に見れるシンプルなモニターも人気ですが、最近はポンプや制御装置に組み込んで4-20mVなどで出力するコントローラーもお問い合わせが増えています。
また、測定値をパソコンや携帯で見れるようにしたい方はトランスミッター(写真右)に興味を持たれていました。
設置型のコントローラー


3位 土壌や養液の成分分析器

吸光光度計で水溶液中の成分(イオン濃度)を測定します。(硝酸態窒素、リン酸塩、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)
養液はもちろん、土壌の測定にも対応できます。(土壌溶液抽出用ライシメーターを使用)
現状、分析機関に委託している方が多いですが、やはり結果が出るまでに1ヶ月など時間がかかるため見たい時に見れるところに大きなメリットを感じる方が多かったです。
また、コンパクトサイズでありながらコストパフォーマンスに優れているところも高評価でした。現場型のデジタル式吸光光度計は他にあまりないため、ハンナの強みでもあります。
一番人気のある多項目型 HI 83300
測定項目が1つ、2つであれば単項目タイプもあります


lお気軽にお問い合わせください

ハンナでは農業分野の測定器が充実しており、糖度計や溶存酸素計などもご用意しています。ご興味ある製品やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。(TEL:043-216-2601)


この記事の関連ページ
農業スペシャルサイトはこちら
AGRI相談室という講習会もやってます