このような疑問を抱いたハンナの新入社員が製品の使用を通じて知識を深めます。
こんにちは。ハンナの新入社員です。
自社製品の習得には、実際に使ってみるのが一番!
ということで、今回はレストランや料理人の皆様にご愛用いただいている中心温度計を使い食べ物の温度分布に関する理解を深めていきます。
l温度ってなんで大事なの?
食べ物をもっとも美味しく食べられる温度は、食材によって異なるそうです。
美食を追求していくと、素材の活かし方として調理方法に加えて温度に対するこだわりも当然出てくるんですね。
最近は低温調理器が流行っているようですがその理由は、狙った温度でムラなく簡単に美味しいご飯を作れるところなんだと思いました。
肉や魚などのタンパク質は、高温になると凝固し水分が逃げてしまいます。結果、食感や味が落ちてしまいます。低温調理は、温度や時間を設定しじっくりと過熱する調理方法です。(肉料理では50~70℃ぐらい、魚料理では40℃台が多い)
これにより「お肉が柔らかく仕上がる」「食材の旨味が引き出せる」ことが可能です。
近年は手軽な低温調理器も多く、家庭でも本格的な料理が手間なく作れるということで人気が高まっています。
簡単に美味しいご飯を食べたい!
日本人なら誰しもが考えたことのある悩みなのではないでしょうか。
l熱いは70℃から!?
今回は私のお昼ご飯、玄米とサラダチキンをタッパーに入れてレンジでチンした時の温度を見ることにしました。
普段は熱いか冷たいかくらいのことしか考えずに食べていたのですが、
「どれほど温度にムラがあるのか?」
「そもそも僕が熱いって感じるのは何℃くらいなのか?」
という疑問を解決する良い機会になりました。
lまずは玄米を測定!
実際に電子レンジでチンしてみると、均一な温かさにはなりませんでした。そのおかげでいろんな温度を体験できたわけですが、僕がちょうど良いと感じた熱さは70℃付近でした。
玄米の測定箇所は全部で4つ
B. 角側の表面から深さ2cm
C. 側面の深さ2cm
D. 中央の中心部分
電子レンジ(500W)で3分加熱してみました。その結果、
B. 67.7℃
C. 51.7℃
D. 95.2℃
でした。Dは口にするには熱くて、Cはちょっとぬるいなーと感じました。AとBはちょうど良い温かさに感じたので、僕にとって熱いと感じるのは70℃を超えたときということがわかりました。
また玄米を電子レンジでチンすると、表面よりも中心の方が熱くなることもよく分かりました。
l次にサラダチキンを測定!
ちなみに、サラダチキンはもっと温度のムラが大きかったです。こちらは電子レンジ(500W)で1分加熱してみたところ、
B. 角側の表面から深さ2cm:64.2℃
C. 最薄の部分:88.0℃
D. 中央の中心部分:33.7℃
加熱時間をもう少し増やせば、表面温度がちょうどいい”熱さ”の70℃に到達しそうですね。
ただ、肉は密度が高いので中心部は温まりが悪いことがわかります。
もし中心部を70℃以上まで加熱するには、もう少し電子レンジで加熱する必要があり、そうなると周囲の温度が高くなりすぎて口を火傷する可能性もありますね・・・
l食べ物の温度っておもしろい
今回は玄米とサラダチキンの温度を測定してみたわけですが、食材を温度のムラなく加熱するための工夫や必要性は素人ながら感じることができました。
レストランやこだわりのお店に行く際には、料理の温度も意識してみたいと思います。
l中心温度計HI 935005Nはレスポンスが速かった
今回は数値が表示されるがままに温度を理解していましたが、よくよく考えてみれば、温度って計測するまでに時間がかかることって多い気がします。(例えば体温計。僕は脇の下に挟んで3分待つことを経験してきたので、最近の秒速で測れるものは素直にすごいなぁと感じます)
この中心温度計HI 935005Nは直観的で使いやすかったという以外に、温度の安定の速さ、精度の高さを持ち合わせていると実感しました。
プロの料理人の方はもちろん、料理研究家の方や料理教室、料理にこだわる個人の方にもオススメできます。
味に影響するタンパク質の凝固などは温度に依存するなど、食材の栄養素を最大限活用しようと考えれば、やはり温度へのこだわりも必然なのかなと。
ここは僕も勉強してみたいところで、温度と食べ物の関係を理論的に理解できれば、料理の面白味が増えそうですね。
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