【残留塩素計ユーザーの方へ】信頼性の高い測定のために

今回は残留塩素計をご使用されているすべての方へ、信頼性の高い測定のためにご確認いただきたい内容を3つ、ご案内します。「それは当然のこと」という方もいらっしゃるはずですが、一方で「全く気にしてなかった、うちは大丈夫なのかな?」という方もかなり多いのではないかと思います。

①DPD試薬なら何を使ってもOK!?
②試薬の期限と保管方法
③ガラスセルはきれいなものを使いましょう

早速、①から見ていきましょう。


①DPD試薬なら何を使ってもOK!?

よくあるご質問です。新しくハンナの測定器を購入したけれども、今まで使っていたDPD試薬がたくさん残っている・・・。

信頼性の確保のため、メーカー推奨の試薬がベストです。
ハンナのDPD試薬を使用する残留塩素計に他社のDPD試薬を使用する場合には、「ハンナの試薬での測定値」と「お持ちの試薬(他社製)での測定値」を比較しご判断いただく形になります。とはいえ、弊社では他社製の試薬を使用した数値の保証はできませんのでご了承ください。
一般的なDPD試薬と呼ばれるものでも、
安定性を保つために各社独自の添加剤を含んでいる。
pH調整剤が含まれているもの、いないものがある。
など成分が全く同じというわけではありません。そういったこともあり、信頼性を確保するためにもハンナの測定器にはハンナでご案内している試薬をご使用いただくのがベストです。


低濃度の遊離塩素試薬の場合、粉末と錠剤の2種類をご用意。


②試薬の期限と保管方法

介護施設(有料老人ホーム)と保育園への訪問記事でのこと。お使いの測定器の点検をしていたところ、試薬(粉末)の期限切れ&湿気により変色しているものを発見。これは測定値の信頼性に欠けるため、すぐに新しいものをご用意いただくようお伝えしました。

試薬の有効期限、保管方法は大丈夫ですか?
試薬には有効期限があります。粉末試薬は1袋ずつ「EXP:04/2019」などと記載されています。(2019年4月までという意味)期限を切れた試薬は信頼性がなくなりますので、ご注意ください。 
通常、試薬(粉末や錠剤)は湿気の影響を最小限に抑えるよう、包装に工夫がされています。しかし、多湿の厨房などで常時保管していると湿気を帯びてしまうこともあります。(本来、白い粉末試薬が茶色や黒っぽく変色)これを防ぐための手段として「チャック付きの袋に防湿剤と一緒に保管」を推奨しています。効果は確実にありますのでお試しください。
ちなみに、期限切れや湿気を帯びた試薬は使用せずに、すぐに新しいものをご用意ください。


こんな感じでチャック付きの袋に防湿剤と一緒に保管すれば安心です。


③ガラスセルはきれいなものを使いましょう

測定する水を入れるガラスセルをきれいに保つことも大切です。キズや汚れ、指紋があると測定値に影響を与えます。またガラスセルの外側に水滴が付いたまま測定器に挿入すると、故障の原因にもなります。

ガラスセルは消耗品です。
上の写真左:ガラスセルの内側が着色したもの。測定時、試薬を入れると水がピンク色などに発色しますが、その後放置してしまうと着色しやすくなります。測定後はすぐに洗いましょう。セル用洗浄液(HI 93703-50)を使用し除去する方法もあります。
写真右:キズや汚れ、指紋が残った状態で測定すると数値に影響を与えます。セル面清浄用布(HI 731318)やガラスを傷つけない柔らかい布などで測定前にきれいに拭き取りましょう。
なお、ガラスセルは消耗品ですので、着色や汚れが除去できない場合などには新しいものをご用意ください。ガラスセルは4本入りで販売しています。

まとめ

いかがでしょうか?今回は残留塩素計(吸光光度計全般)で信頼性の高い測定を行うためにも、試薬ガラスセルの確認も大切です、という内容をお届けしました。実際、測定に関してお問い合わせいただいた際に、これらのことをあまり気になさらずor知らずに使用している方は多いです。ハンナとしても、もっと上手にご案内できる方法は考えなくちゃいけないなと感じていますが、まずはこれをご覧いただいた方はご確認ください! ⇒ 今回の内容を1枚にまとめた資料(PDF)もご利用ください。
また、ご不明点やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。


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