シリーズ【それゆけハンナマン】はハンナの営業マン(ハンナマン)がお客様を訪問した際のお話です。ハンナ製品が実際にどういうところで活躍しているのか、などをお届けします。
l介護施設と保育園を訪問
今回のハンナマンは営業マンでなく、企画部の私と相棒です。残留塩素計をご使用いただいている介護施設(有料老人ホーム)と保育園を訪問し、測定器の点検とご使用環境などを伺ってきました。(ご安心ください、ハンナ・ジャパンは営業マンでなくても多少は点検や製品説明はできます!)
人生初の千葉モノレールに乗って。
l水道水の残留塩素を測定
今回訪問した介護施設(有料老人ホーム)と保育園では、主に厨房で使う水道水を測定されています。(施設ではHI 96701、保育園ではHI 701という機種をご使用中。ともに低濃度の遊離塩素用です。)
施設では入居者さん、保育園では子供たちの衛生管理に関わりますので、やはりいろいろな場面で気を遣われています。その中で厨房の水道水の残留塩素に関しては、ともに朝夕の2回測定しノートなどに記録されていました。またノートには「測定前に1分間、水を出してから採水」という旨も書いてありました。
水道水は衛生管理のため、基準値以上の塩素が残っていることを確かめます。(遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持するように塩素消毒をすること)その中で、特に朝イチは水道管に残った水が出てきます。塩素は時間経過や温度により飛んでしまうため、ある程度水を出してあげる必要があります。また夏場はより塩素が飛びやすくなりますのでご注意ください。
l同じ測定器でプールやお風呂の測定もできます!
施設や保育園によってはお風呂やプールの残留塩素を測定することも多いです。ご存じない方もいらっしゃるのでお伝えしますが、上記のHI 96701、HI 701ともに水道水以外にお風呂やプール水の測定にもご使用いただけます。
お風呂(循環式浴槽):遊離残留塩素を1日2時間以上0.2~0.4mg/Lに保つことが望ましい。
遊泳用プール:遊離残留塩素は0.4mg/L以上であること。また1.0mg/L以下であることが望ましい。
とされています。特にお風呂(循環式浴槽)ではレジオネラ症の予防として塩素消毒の重要性が挙げられます。発症の多い梅雨前後の衛生管理に気を遣われる方も多いのではないでしょうか。
l使い方は簡単です!
今回訪問し、操作性(使い勝手)はどう感じていらっしゃるかな?と思いましたが、特にお困りというお話はなく安心しました。というのも、施設や保育園に限らず「測定器で測る」ことに馴染みのない方は多いはずですので。
測定方法(以下はHI 701ですが、HI 96701でも使う試薬や手順は同じです)
lこういった測定器も活躍します
施設や保育園によっては、以下の用途で使われている測定器もありますのでご紹介を。
ノロウィルス防止としても利用される殺菌・消毒液(希釈した次亜塩素酸ナトリウム)は用途によって200ppmやそれ以上での濃度基準があります。当然、基準の濃度未満であれば効果がなくなってきますので、測定して確認することは大切です。
・HI 771(小型で安価なタイプ)
・HI 96771(高い信頼性&精度。水道水の測定もでき便利)
②温度計
真空調理(真空パックされた食材)では温めた後に中心温度の測定が非常に重要です。ハンナでは真空調理専用の中心温度計が人気です。
また保育園ではカレーやシチュー、スープなどを作った時に、熱すぎない温度に調節することもあるはずです。その時には小型の温度テスターがオススメです。
lお気軽にご相談ください
今回訪問した介護施設(有料老人ホーム)と保育園と同様の測定を行われている方はとても多いはずです。ハンナではご購入前だけでなく、ご購入後のご相談やサポートにも力を入れていますのでご安心を。
ご使用中の測定器については、いつでも無償で点検(動作チェック)も行っています。⇒ 各種お問い合わせはこちらから
保育園でご使用中のHI 701。クマのぬいぐるみをバックに。
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