シリーズ【それゆけハンナマン】はハンナの営業マン(ハンナマン)がお客様を訪問した際のお話です。ハンナ製品が実際にどういうところで活躍しているのか、などをお届けします。
l養殖における水質管理
さて、今回の訪問先はサケマス類など10種類以上の養殖を行われているお客様です。後でご紹介しますが国内でも最古参、最大規模、最先端の養殖システムをお持ちの会社です。以前、アクアリウム向けの記事でも書きましたが、魚の飼育を行ううえで水質管理はとても重要です。養殖においても溶存酸素、水温、pH、塩分のほかアンモニア、亜硝酸、硝酸などのイオン濃度も管理されます。今回のお客様にはアンモニア態窒素、亜硝酸の測定器をご使用いただいています。
l世界のサケマス養殖
簡単にですが、サケマスの生産量を世界で見ると1990年代後半、養殖の生産量が天然の漁獲量を上回りその後も成長傾向にあります。中でもノルウェーとチリはサケマスの2大養殖大国です。その他にロシア、カナダ、アメリカ、イギリス、フェロー諸島、トルコ、イラン、そして日本などがあります。(ギンザケやトラウトなど種類によって異なりますが)やはり養殖が盛んな国では海水温などの環境条件や飼料原料に恵まれています。
l日本のサケマス養殖
私たちが普段、スーパーや回転寿司店などで目にするサケやサーモンはその多くを輸入に頼っており日本の自給率は低いです。しかし国内で安定的な生産を行うことができれば、圧倒的な高鮮度を保ったまま市場への流通、そして消費者への提供が可能になります。水産物の需要が増加傾向にある中、養殖技術の発展もあり国内での養殖施設の規模を拡大していく動きが出ています。
lサケマス養殖のパイオニア
それが今回の訪問先でもある株式会社林養魚場様です。ご存じない方のために林養魚場という会社についてちょっとご紹介を。
✓日本屈指の養殖技術により10種類以上のサケマス類を卵のふ化から生育、そして採卵という一貫したサイクルで完全養殖。
✓飼育環境や生育期間、餌への徹底したこだわりが生んだ「阿武隈川メイプルサーモン」は優れた人気商品。
✓世界初!海水を使ったサケマス陸上循環濾過養殖プラント。生産効率、安定供給のアップはもちろん、環境への負担も大きく軽減したシステムは世界的にも注目の新技術。
✓養殖事業のほか、管理釣り場も複数運営。以前ハンナの釣り部の記事でご紹介した「那須白河フォレストスプリングス」もその1つ。
✓ハンナの釣り部長曰く、釣り好きの間でも「林の魚は高品質」と言われるほどの知名度。
現在、大手水産会社や大手商社などが養殖事業に注力しています。林養魚場様は長年に渡り培ってきた高度な養殖技術の提供やコンサルティングを行い、国内の水産事業の開拓にも関わっています。
歴史を感じる立派な庭園です。一般の方にも開放されています。
lハンナにできること
今回、ハンナマンはどういう測定器が今後ご提案できるかを伺ってきました。やはりハンナにできることは、水質測定器の専門メーカーとして養殖での品質管理に役立つ製品をご提供することです。ハンナ インスツルメンツはサケマスの養殖が盛んなチリやカナダをはじめとした南米や北米、EUなど世界40ヶ国以上の拠点で展開しています。なので、養殖における先進国の情報があればお伝えしていきたいと思ってます。
電極には複数のセンサーを装着できpHやDO、塩分、温度など10項目以上を測定。
日本でもプロフェッショナルタイプとしてご好評です。
lこのブログ見てる方へプレゼント
林養魚場様から那須白河フォレストスプリングスにあるFS Cafe(エフエスカフェ)で使えるコーヒー券をいただきましたので、このブログご覧の方に差し上げます。
全部で10枚あり、お一人様3枚までプレゼントいたします。釣り目的の方はもちろん、雰囲気抜群の美味しいカフェとしても行く価値ありですよ。ご希望の方はsales@hanna.co.jp宛てに「ブログのコーヒー券」という件名で、
①郵送先のご住所
②お名前
③ご希望の枚数
をご連絡ください。どなたでも先着で差し上げますのでご興味ある方どうぞ。
ちなみに、ハンナの釣り部は最近増員したので今週末(28日)に伺う予定です。また宜しくお願いします。
では次回もお楽しみに。ハンナマンが次に伺うのはあなたの元かもしれませんね。
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