新型コロナウィルスに対して次亜塩素酸水は「有効」

次亜塩素酸水・新型コロナウィルス関連

2020年4月以降、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、アルコール消毒液以外の有効性評価が実施されてきました。そして6月26日、「次亜塩素酸水」も有効であると発表されました。
新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~(独立行政法人製品評価技術基盤機構)


l有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水

今回、発表された内容は以下の通りです。

次亜塩素酸水(電解型/非電解型)は有効塩素濃度35ppm以上
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは有効塩素濃度100ppm以上
※注意点
①汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去すること
②対象物に対して十分な量を使用すること

なお、今回の発表で次亜塩素酸水の使用対象は物品で手指や皮膚、空間噴霧は検証の対象外となっています。


l流水で掛け流す場合には有効塩素濃度35ppm以上、拭き掃除には80ppm以上を推奨

上の発表と同時に厚生労働省、経済産業省、消費者庁の名前で以下の資料が公開されています。
新型コロナウィルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項
ざっとですが、こういった内容です↓

流水で掛け流す場合、有効塩素濃度35ppm以上のものを使いましょう
①汚れをあらかじめ落としておく
目に見える汚れはしっかり落としておきましょう。
②次亜塩素酸水の流水で、消毒したいモノに20秒以上掛け流す
次亜塩素酸水の生成装置から直接、流水掛け流しを行ってください。アルコールのように少量をかけるだけでは効きません。
③表面に残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取る
※次亜塩素酸水を購入・使用するときのポイントの1つとして、「製品に、使用方法、有効成分(有効塩素濃度)、酸性度(pH)、使用期限の表示があることを確認しましょう。」が挙げられています。


拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上のものを使いましょう
①汚れをあらかじめ落としておく
目に見える汚れはしっかり落としておきましょう。元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいです。
②十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らす
アルコールのように少量をかけるだけでは効きません。
③少し時間をおき(20秒以上)、きれいな布やペーパーで拭き取る
※効果的に使うためのポイントの1つとして、「使用の際は、酸性度・有効塩素濃度や使用期限等を確認しましょう。」が挙げられています。


l次亜塩素酸水が活躍する場面とは?

以前の記事:次亜塩素酸水の濃度測定を行う方へでもハンナの測定器が実際に活躍している用途をご紹介しましたが、今回の発表を受けこういった業界・使い方での利用が期待できるのでは?というものを挙げます。

医療分野(病院、クリニック)
食品業界(野菜/果物/卵などの洗浄)
医療、食品の分野では以前から次亜塩素酸水を利用されていますが、改めて消毒効果のある塩素濃度を確認されるはずです。さらにホテル、飲食店、ケータリングなどでも調理器具の消毒として利用されるのではないでしょうか。
保育園、幼稚園、介護福祉施設
哺乳瓶やおもちゃ、不特定多数の人が使用する物品などの消毒。

l次亜塩素酸水を製造・販売、購入・使用する方へ

今回の発表で、次亜塩素酸水を利用するためには有効塩素濃度の確認が必要というのは間違いないですね。
ハンナでは測定器の選び方も含め、次亜塩素酸水に関する情報をまとめていますのでご覧ください。
【次亜塩素酸水向け】オススメの塩素濃度&pH計
次亜塩素酸水の濃度測定を行う方へ
【最新情報】新型コロナウィルスに対する次亜塩素酸水の有効性(6月12日)


l圧倒的な人気はジアチェッカー!!


ジアチェッカー 品番:HI 771

・全塩素として500 ppmまで測定可能。
・最大の特長は、デジタル表示の測定器としては小型で安価という点。
「ぱっ」と数値で濃度(ppm = mg/L)がわかる測定器としては他にないコストパフォーマンスだと思います。
・操作も簡単で個人の方にもご好評です。

ジアチェッカーも含め、ハンナの直販サイトでは次亜塩素酸水に関わる測定器を一覧にしていますのでご覧ください。


lお気軽にご相談ください!

ハンナは測定器を通じてみなさまのお役に立てるよう努めていますので、お気軽にお問い合わせください!(TEL:043-216-2601)


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