シリーズ【アクア女子成長記】は初心者2人が海水水槽を立ち上げ、アクアリウムの知見を深めていくお話です。ハンナの測定器がどういう場面で水質管理に必要なのか、などをお届けします。
初心者の女子2人による立ち上げ&管理になります。ツッコミどころ満載の内容になると思いますが、アクアリストの方々には温かい目で見守っていただき、激励とアドバイスをいただけると幸いです!
第一弾【買い出し編】から更新が滞っておりましたが…
さて、今回は立ち上げ編です!
lシリーズ第二弾【立ち上げ編】
ペンギンビレッジさんで買い出ししたアイテムを抱え社内に戻り、頭を整理するためにも社内にあるアイテムと合わせて広げてみました。
まずは、アイテムのおさらいです。
・60㎝水槽 ・水槽台 ・ろ過フィルター※ろ材は追加購入 ・ヒーター ・水流ポンプ
・pH計(HI 2020-01) ・比重計(HI 98319) ・亜硝酸態窒素測定器(HI 764) ・硝酸塩測定器(HI 782) ・リン酸塩測定器(HI 713) ・アルカリ度測定器(HI 772)
・LEDライト ・ろ過フィルターのろ材 ・ライブロック ・人工海水(ライブシーソルト)
・人工海水(ライブウォーター) ・底砂(ライブサンド) ・海水バクテリア
・レッドシー アンモニアテストキット
あら?頭を整理するために広げたのに、初心者女子2人はプチパニックです笑
心を落ち着かせるために深呼吸をし、立ち上げステップを再確認!
まずは比重を測定し人工海水をチェック!
この比重の目安は生体や珊瑚の種類によってネットに出ている情報がバラバラ・・・
まずは1.020で様子を見てみます。
続いて比重を合わせた人工海水のpHをチェック!
(写真左)ハンナの塩分テスター(HI98319)は海水中のイオン分子ECから換算するのでより正確な数値が測定できます。
(写真右)海水はアルカリなので、ボディ材質が丈夫な電極を使用。
外部フィルターのろ材をセッティング、水槽にライブサンドを敷き、人工海水を半分まで入れ、ライブロックをセット!
このライブロックを組むのが難しくて、試行錯誤しながらなんとか出来上がり。
残りの人工海水とバクテリアを入れ、ソフトコーラルちゃん達の水合わせです。
この間にソフトコーラルちゃん達の配置を決め。
ソフトコーラルによって違う好みの光量や水流、水質があるので慎重になりますね。
水合わせが終わり、いざ配置していくのですが、ライブロックとの相性もあり思った通りにいかず…(ソフトコーラルちゃん達にストレスがかかっていないか心配です。)
最後に海水水槽の成功のカギとなる、水流の配置を決め何とか完了!
l私たちがやってみたポイントをまとめました!
・60cm水槽ならこぶしくらいのサイズのライブロックが6~7つでOK
・砂との設置面を少なくすることで、硝酸塩などの有機物が溜まりにくくなる
・ライブロックで水流を塞がないようにする
・ライトは1日、6~8時間でOK
(タイマーで切れるようにしておくと便利でした)
<つけっぱなしはNG!その理由は?>
・サンゴも光合成をしているため、成長のバランスが崩れてしまう
・昼と認識して動くため海水魚も疲れてしまう
・光合成により、苔が発生しやすくなる
・外部フィルターの吸水位置はライブロックのうしろなど、お掃除が大変な場所に
※私たちは外部フィルターのポンプ(濾過された海水が出てくるところ)の水流と、水流ポンプの水流をぶつけて、多方面に流れるようにしました。
l次回に続く!
第二弾の【立ち上げ編】はいかがでしたか?
この後、ハンナの測定器を使用し水質チェックを行うなかで、pHがあがらないトラブルの壁にぶち当たります。
ここでも初心者2人によるドタバタ劇が繰り広げられているので、第三弾【トラブル編】もご期待ください。
(執筆者:今井/柴田)
l10月3日新発売!海水用マグネシウムチェッカー
マグネシウムは、カルシウムと共にサンゴの骨格を作る上で必要不可欠な栄養素です。 水槽内のそれらは徐々にサンゴに吸収され不足しますので、 定期的に水質測定をし、最適な濃度に調整することが大切です。
今まで目視検査でしかわからなかったのが、ぱっ!とデジタル表示。初めての方でも安心です。
・HI 783(海水用 マグネシウム:1000~1800 ppm)
lすべてのお客様へ
ハンナ・ジャパンでは、測定器を選ぶ・使う上で安心していただけるよう、常により良いサポートを目指しています。今これをお読みのみなさまも、お困り事などがあればお気軽にご相談ください。
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